足育
〜 98%の子供は健康な足で生まれてくるのに
60%の大人は足に障害を持っています 〜
靴先進国のヨーロッパでは、足のトラブルには「 靴 」だけでなく「 歩き方 」が
密接に関係しているということが広く知られています。
≪関心を持ったきっかけ≫
1.母の転倒→捻挫
私が足に深く関心を持ったきっかけは、61歳になる母が昨年、足首を2度に
わたり捻挫したことからでした。
これ以上、母が捻挫をして将来寝たきりにならないように。とウォーキング
講師である私は転倒予防の歩き方を母に伝えました。
それでも歩き方は一向に改善されず悩んでいました。
そこで、今年春に行ったウォーキング講座に初めて母に参加してもらいました。
そこでふと母の裸足を見ると外反母趾で足そのものが不安定で弱かったという
ことに気付きました。
靴の医学会では『 高齢者の外反母趾は転倒しやすい 』という研究結果が報告
されています。
2.足のトラブルを抱える生徒さん達
時期を同じくして、モートン病・偏平足・外反母趾など足に深刻なトラブルを
抱える生徒さんが講座に参加されることが多くなり、今まで色んな本を読んで
自分なりに研究してはいたのですが、もっと深く実践的に足のことを学ぶ必要性を
ひしひしと感じました。
そこで、1年程前から受講を迷っていた「 足・靴・歩行 」をトータルを教えて
いる東京のスクールで学ぶことを決意。
ウォーキングアナリスト・フットアドバイザー1級の資格を取得いたしました。
スクールで学んで一番感じたことは、歩き方だけをお伝えするだけでは足りないと
いうこと。
●足そのものを健康にすること
●足に合った靴の選び方・履き方・ケアの仕方をお伝えすること
これらの要素が揃ってはじめて、歩けば歩くほど健康になる!正しい歩き方が
できるのです。
3.コンプレックスだった自分の足 〜女性と足の関係〜
私の足は24.5cmで昔から「バカの大足」と言われてコンプレックスを持って
いました。19歳から約15年にわたってパンプスを履き続けた結果、頭痛・
肩こり・生理痛・むくみ・冷え性に年中悩まされ(自宅ではマッサージ器&
サポート靴下を愛用)、鎮痛剤が日常生活に欠かせず、いつも疲れていたので
歩くことが嫌いでした。
それが、32歳で妊娠してハイヒールを手放し、きついワイヤーのブラジャーなし
&ヒールなしの生活になり、それと同時に正しい姿勢に基づいたウォーキングも
学んだ結果、それらの不調が見事に解消され、どこにも体調不良のないポカポカ
(冷えがないという意味)ご機嫌&健康体になったのです♪
ここ数年、外国で靴を購入することが多くて気にしていなかったのですが、最近に
なりはじめて自分の足のサイズを専門の靴店で正確に測ってもらいました。
その結果、24.5cmと思っていたのが、実際は24.5cm&24.8cmで25cmの靴を選ぶ
のが正しいとのことでした。
では、これからは堂々と25cmを履こう!と向かった百貨店で厳しい現実に直面。
女性用の靴は市場において24.5cmまでしか製造されていないのがほとんどなのです。
なんと日本では少数派な私の足・・・と思いましたが、ふと周りを見回すと現代の若者は
背の高い女性が多いこと。でも、ウォーキングシューズでさえサイズは25cmまで。
きっと合わない靴に必死で足を押し込んで生活しているに違いありません。
大きい靴を履くことが恥ずかしく、足に合わない靴で痛い思いをしている女性達のため
にも、女性用の靴のサイズバリエーションを増やしてもらうことも(できたら26cmまで)
メーカーさんに提案していくつもりです。
4.子供と靴
私と同じく、娘の足もお店できちんと測ってもらうようになったのですが、そこで
驚いたことは、靴が小さくなるときちんとそれを娘が伝えるようになったこと。
なんと!子供の足は3ヶ月で0.5cm成長するのです。
親が気付いてあげないと合わない靴をそのまま履き、足の変形につながってしまい、
将来の健康を損ねることにもつながってしまいます。
幼い頃から自分の足のサイズを測る習慣を持つことは、足に合った靴とはどういう
ものかを知り、合わない靴は合わないと堂々と主張できることにもつながります。
昔とは違い、柔らかい土から固いコンクリートやフローリングの床になり、塾通いや
ゲーム遊びが増えて外遊びがめっきり減りました。
小学生の外反母趾や指上げ歩きなど子供の足の問題がますます深刻になっています。
これに危機感をおぼえ、足の大切さ、靴の履き方などの啓蒙活動を通して、未来の
健やかな成長に貢献できればと思っています。
5.ヨーロッパの人達が歩き方が綺麗なのは?
昨年、今年とヨーロッパに2週間ほど滞在する機会に恵まれました。
そこで気付いたことは、ヨーロッパの人達は歩き方が綺麗というだけでなく、足に
対する関心の高さからそもそも脚自体が歪んでいないので、脚をまっすぐ出すだけで
綺麗に歩けるのだということです。
ヨーロッパでは靴の長い歴史から、足が健康に直結する!という意識が高く、親は
これからの土台となる子供の足の成長に目を光らせ、トラブルがあれば足の専門医に
かからせるそうです。
ちなみにドイツでは母子手帳の欄に足の項目があり、足の教科書もあり、学校教育に
取り入れられているそうです。
ですから、家庭教育の中でも靴の履き方は躾としてきちんと根付いているのです。
6.家庭の躾&学校教育に足育を!
今まで皆さんは正しい靴の履き方、選び方、足のケアの仕方を学校で学んだことは
ありますか?
ないという方がほとんどだと思います。
靴は合わないもの、靴に足を合わせる・・・という間違った認識を持っている私達
日本人。それが将来、40代以降からはじまると言われる変形膝関節症につながるO脚を
進ませることにつながり、窮屈な靴に足を押し込めることで足の指を使えず、外反母趾など
転倒→骨折につながり<やすい弱い足をつくるモトになっているのです。
たとえ綺麗にメイクをし、お洒落をしても、歩き方が美しくないともったいない・・・
我慢して痛い靴を履いていると表情も冴えない。。。
美しい日本をつくるためにも、私達日本人に欠けている足の知識、教育こそが大事だと
いう思いに至りました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●自分らしく生きるためにも自分に合う靴を見つけること。
●足から健康になり、イキイキ輝いて生きること。
という思いを込め、足育の普及活動を展開するに至りました。
母親自身が正しい足の知識を身に付けることは、自分自身のためだけでなく、将来を
担う大切な子供達、家族、祖父母・・・と三世代の健康を守る大きな役割を果たすと信じ、
思いを深める今日この頃です。
2007年記 上田恵子
幼稚園・保育園・学校・福祉施設・企業様など、足育についての講演のご要望がござい
ましたら下記までご連絡下さいませ。
連絡先⇒ スタジオ・アリュール主宰 上田恵子 info@keikoueda.jp
|